2024.07

小さな身体のあたるくんは、今年3月に千葉県のブリーダー廃業にともない保護されました。声帯を切られたようで、かすれ声でなきます。毛玉がひどく、今だに耳の毛は生えてきません。当初は、人を警戒し、近づくと逃げる様子が続きましたが、最近は、尻尾をふる姿が増え、そっと横にきて寄り添ってくれるようになりました。抱っこすると、恥ずかしそうに甘える姿もかわいいです。小さな身体ですが、自分より数倍大きなワンちゃんから子犬まで、どんなワンちゃんとも仲良くできるほど、ワンちゃんに友好的です。ご飯もしっかり食べるし、オモチャで遊ぶのも大好きです。お散歩も少しずつ楽しめるようになりました。幸せになる準備はバッチリです。今まで苦労してきたぶん、これからは優しいご家族のもと、たくさ...
保健所からの引き出しです。私たちは、かんなちゃんにどんな過去があるかは詳しくは知りません。しかし、お散歩中などに全く知らない人に急に反応する姿から、元飼い主だと思って喜んでいるのだろうと感じる姿があり切なくなります。雨ふりでも元気にお散歩し（写真1枚目）足を洗うときは、ショボンとした表情（写真2枚目）になる元気で愛らしいかんなちゃんが、今度こそ最期まで幸せになれる出会いがあってほしいと思います。2013年に動物の愛護及び管理に関する法律が改正され「飼い主はその動物が命を終えるまで適切に＜終生飼育＞の責任がある」と明記されました。しかし法律ができたからといって、かんなちゃんのような捨て犬がゼロになったということは決してありません。終生飼育は、生き物を家族...