なんて荒々しく、それでいて、なんて寂しそうな不安な目をしているんだろう。トトちゃんに初めて会ったときの印象です。
身体が大きなトトちゃんには不似合いの狭いハウス。噛んだ後が何個もあり痛々しかったです。
『ごめんね、ごめんね』と泣きながら、何度もトトちゃんに謝る元家族に、はらただしさと切なさで胸が張り裂けそうでした。
トトちゃんは、ひどい分離不安でした。吠え、物をこわし、他犬を威嚇し、かと思えば、人の姿が見えなくなると、寂しそうにキューンキューンと一晩中ないていました。
そんなトトちゃんを、まるごと受け止めてくださる優しいご家族様にご縁が繋がりました。保護犬を迎えるご覚悟、決意、知識、愛情、どれも素晴らしく安心してお任せできました。
『トトちゃんが可愛くて可愛くて、わたしのほうが、分離不安になっちゃいます』とおっしゃる優しい奥様。『何があっても全力で守ります』とおっしゃてくださる頼もしいご主人様。そんな素敵なご家族の暖かな愛に包まれ、トトちゃんは幸せな第二の犬生を歩きだしています。
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